高橋 章浩

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学歴・職歴:

学位・資格など:

高橋研を希望される方へ:

高橋は2008年1月に，茨城県つくば市にある土木研究所より赴任してきました．

以下に，簡単に東工大赴任以前(2007年以前)の私の経歴やこれまでに東工大で指導した学生の卒業・修士・博士論文の題目等の紹介をしています．

高橋を指導教員として大学院で勉強をしたい方は，環境・社会理工学院土木・環境工学系 (土木工学コース) の入学試験を受験する必要があります．
特に他大学から志望される方は，出願前 (遅くとも6月上旬まで) に，メールでご連絡ください．
また，例年，大学院進学説明会が3〜5月に開催されますので，是非参加してください．また，希望があれば，その時に面会をすることもできます．

東工大赴任以前の私

私は東工大土木の博士後期課程をD1の冬に中退してから約7年半 (1996年末〜2004年夏)，土木，並びに，国際開発で助手（正確には土木では教務職員）として教育研究活動に携わってきました． 博士取得後，2002年夏から2年弱ほど，英国Imperial Collegeでポスドク (博士取得後の研究員) として働く機会を得て渡英していましたので，実質，東工大で助手をしていたのは6年弱になります．

その後，茨城県つくば市にある土木研究所に移り，そこで3年半の間，地盤に関する耐震研究に従事する傍ら，各種基準・指針の改訂・策定 (道路土工指針や道路橋示方書，河川構造物の耐震性能照査指針など．現在でも関わっています) や，各種災害の被害調査，技術相談等を行ってきました．

研究テーマ

研究については，地盤に関わる防災・減災をキーワードに行っていきたいと考えています．

土木研究所時代 (2004年夏〜07年冬) に，各種基準・指針の改訂・策定や，各種災害の被害調査，技術相談等を通じて，社会基盤施設（特に道路・河川）の管理者や実際の設計・施工等に携わる実務技術者が，どのような技術的問題点・困難に直面しているのか，知る機会を得ることができました．
これらの技術的問題等には，incrementalな研究・技術開発で解決可能なものもあれば，breakthroughが必要なものもあります．
後者に主眼をおいて研究を行っていきたいところではありますが，前者に対しても適宜取り組んでいきたいと思っています．

これまでの卒業・修士・博士論文の題目を下にまとめてあります．

連絡先など:

E-mail: takahashi.a.al(at)m.titech.ac.jp （(at)を@に変えてください）
住所：〒152-8552　目黒区大岡山2-12-1-M1-3
電話：03-5734-2593
部屋：緑が丘1号館　5階　502号室

これまでの卒業・修士・博士論文の題目 (2008年以降．論文博士除く):

• 浸透・浸食に関するもの
  • 二重鋼矢板壁で補強された堤防の越水に対する安定性に関する実験的研究（河野　真一郎, 2023修）
  • 地下水位に着目した原位置透水試験の河川堤防基礎地盤への適用性に関する研究（遠山　弘毅, 2023修）
  • 浸透流による内部侵食によって劣化した堤防の地震時挙動に関する解析的研究（山縣　沙季, 2023修）
  • 内部浸食された土の構成モデルに関する研究（黒田　亘, 2023卒）
  • 逐次データ同化を用いた浸透流による細粒分流出過程の推定と考察（北岡　大岳, 2022修）
  • 噴砂丘形成による洪水時の堤防基礎地盤でのパイピング進展抑制に関する解析的研究（鈴木　海里, 2022修）
  • 鋼矢板二重壁構造を有する河川堤防の越水に安定性に関する遠心模型実験（Shi Xin, 2022修）
  • 堤防基礎地盤でのパイピングによる地表面形状の変化に関する実験的研究（渡邊 和樹, 2022卒）
  • 不連続粒度分布砂質土と粒度の良い砂質土の内部浸食とその土の力学特性に与える影響に関する実験的研究（Jitrakon Prasomsri, 2021博）
  • 堤防漏水における弱部としての自然堤防に関する統計分析と数値実験（Zhang Wenyue, 2021修）
  • 内部浸食を受けた土の構成則に関する研究（Wang Gang, 2021博）
  • 繰り返し浸透負荷による内部侵食が引き起こす堤防の劣化に関する実験的研究（井上　珠希, 2021修）
  • 縦断方向に敷幅が変化する河川堤防のパイピングに関する研究（伊藤　優作, 2021修）
  • 鋼矢板による越水に対する河川堤防強化に関する研究（村上　陽哉, 2021卒）
  • 繰返し浸透流による内部侵食が堤防の地震時挙動に与える影響（山縣　沙季, 2021卒）
  • パイピングによる堤防の不安定化に関する解析的研究（瀧澤　歩実, 2020修）
  • 基礎地盤の空間的な構成に着目した河川堤防のパイピングに関する研究（野田　章太, 2020修）
  • 降雨による道路盛土内の水位変動メカニズムの解明と要注意箇所選定方法の提案（日下　寛彦, 2019博）
  • 繰返し浸透による土の内部浸食特性と浸食土の力学特性に関する研究（Jitrakon Prasomsri, 2019修）
  • 堤防基礎地盤土の内部侵食進展速度に関する実験的研究（藤本　幹太, 2019修）
  • 内部浸食による細粒分流出に伴う土の強度劣化機構の分析（小澤　弘幸, 2018修）
  • 基礎地盤構成に着目した堤防のパイピング進展に関する実験的研究（瀧澤　歩実, 2018卒）
  • 河川堤防における繰り返し浸透流による内部侵食の進展に関する実験的研究（丸山　貴広, 2017修）
  • 2015年関東・東北豪雨で被災した鬼怒川堤防基礎地盤土の内部浸食特性に関する実験的研究（藤本　幹太, 2017卒）
  • 砂質土の内部浸食に関する実験的研究と微視的観察（Ouyang Mao, 2016博）
  • 河川堤防における漏水と変状の進行メカニズムに関する実験的研究（小井戸　菜海, 2016修）
  • 浸透に起因する盛土中の細粒分流出に関する実験的研究（堀越　一輝, 2015博）
  • 透水性鋼矢板まわりの内部浸食進展に関する解析的研究（小柿　響, 2015修）
  • 透水性鋼矢板周りの浸透流による砂質土の内部侵食に関する実験的研究（丸山　貴広, 2015卒）
  • 飽和砂質土の内部浸食とそれに伴う力学特性の変化に関する研究（Ke Lin, 2014博）
  • 初期細粒分含有率が内部浸食を受けた土の力学特性に与える影響（Ouyang Mao, 2013修）
  • 谷埋め盛土の地震時応答特性に及ぼす浸透流の影響（小柿　響, 2013卒）
  • 越流と浸透に対する堤防の安定性に関する解析的研究（谷田　栞, 2013卒）
  • 細粒分流出に起因する盛土の不安定化に関する実験的研究（堀越　一輝, 2012修）
  • 内部侵食による砂質土の強度低下に関する研究（Ke Lin, 2011修）
  • 降雨による斜面変形に対するクラックの影響（泉　奈王子, 2010卒）
• 斜面とその補強に関するもの
  • 地盤の不均質性を考慮した植生による堤防補強に関する数値実験（王　元楷, 2021修）
  • 排水機能付き鋼管により補強された堤防の洪水に対する性能に関する研究（Jenisha Singh, 2020博）
  • 粒子法による盛土の地震時変形過程に関する解析的研究（佐藤　文啓, 2020修）
  • 裏込め土の粘着力が抗土圧構造物の動的応答に与える影響（Phadungsak Hong-in, 2020修）
  • 盛土の非対称性が地震時の損傷過程へ与える影響（大村　直哉, 2019卒）
  • 地盤の不均質性を考慮した構造物の応答に関する数値実験（西尾　直哉, 2018修）
  • 盛土の地震時損傷過程に関する実験的研究（佐藤　文啓, 2018卒）
  • 羽根付き鋼管による斜面の補強効果に関する研究（澤石　正道, 2017博）
  • 空石積擁壁の耐震補強に関する実験的研究（澤田　直樹, 2017卒）
  • 鋼管により補強された堤防の洪水に起因する変形に関する研究（Jenisha Singh, 2016修）
  • 小径鋼管による覆土した既設盛土の補強に関する研究（上村　健太, 2016修）
  • 鋼管杭を用いた斜面上基礎の耐震補強に関する実験的研究（石田　小百合, 2016修）
  • 補強材設置角度に着目した斜面補強に関する実験的研究（西尾　直哉, 2016卒）
  • 杭による斜面天端の耐震補強に関する実験的研究（新屋　陽理, 2015修）
  • 受圧板付き補強材による斜面安定性の向上（谷田　栞, 2015修）
  • 土／水連成を考慮したSPH法の斜面変形解析への適用（佐久間　茉由, 2015修）
  • 小口径鋼管杭による斜面の耐震補強に関する実験的研究（持田　祐輔, 2014修）
  • 地山補強土工法における受圧板の法面安定性向上効果に関する研究（小井戸　菜海, 2014卒）
  • 小口径鋼管杭を用いた斜面補強効果に関する研究（中道　洋平, 2013修）
  • 植生技術を用いた斜面安定工法の雨水浸透による斜面崩壊抑制効果に関する研究（中村　健, 2013修）
  • 中空鋼管杭による斜面補強効果に関する実験的研究（森川　脩之, 2012修）
• 液状化に関するもの
  • 浅い基礎を対象とした液状化対策技術の遠心模型実験と信頼性評価（Ritesh Kumar, 2020博）
  • 液状化地盤上のハイブリッド基礎の耐震性に関する遠心模型実験（Ritesh Kumar, 2018修）
  • ジオグリッドで補強された砕石マットによる盛土の液状化対策効果に関する実験的研究（蒲田　幸穂, 2016卒）
  • 試料中の細粒分分布が土の液状化特性に与える影響（Jonathan R. Peak, 2015修）
  • ジオグリッドで補強された土の曲げ特性に関する実験的研究（岩佐　茜, 2015卒）
  • 不均質地盤上の液状化に起因する盛土の変形に関する研究（Manika Maharjan, 2015博）
  • 地盤改良の幾何学形状が液状化地盤の地震時応答に与える影響（佐藤　直哉, 2014修）
  • 不均質地盤の液状化特性に関する実験的研究（Manika Maharjan, 2012修）
  • 地すべり抑止工の宅地盛土耐震化への適用に関する研究（持田　祐輔, 2012卒）
  • パイプの存在が盛土の地震時安定性に与える影響（武田　正太郎, 2011卒）
  • ドレーン工の堤体液状化抑制効果に関する研究（又吉　重克, 2010卒）
  • 液状化による堤防沈下対策としての固化改良体の破壊メカニズム（田村　準, 2009卒）
• 基礎に関するもの
  • ニューマチックケーソン工法における掘残し土が刃口反力と地盤変形に与える影響（下村　双葉, 2022卒）
  • 繰り返し荷重を受ける飽和砂地盤中のモノパイル基礎の水平抵抗特性に関する研究（大村　直哉, 2021修）
  • 液状化に起因する側方流動を受ける杭支持橋台の耐震補強（Partha Saha, 2020博）
  • 鋼管杭施工に伴う過圧密粘土地盤の遮水性低下に関する実験的研究（北岡　大岳, 2020卒）
  • 長杭から短杭まで適用可能なモノパイル基礎の簡易解析手法の研究（蒲田　幸穂, 2019修）
  • 液状化地盤上の杭支持された橋台の動的特性（Partha Saha, 2016修）
  • 滑動する斜面上杭基礎構造物の地震時挙動に関する解析的研究（武田　正太郎, 2013修）
  • 滑動する斜面上杭基礎の地震時挙動について（又吉　重克, 2012修）
  • 組み合わせ荷重を受ける杭の地盤抵抗特性に関する実験的研究（佐久間　茉由, 2012卒）
  • 斜面と杭基礎構造物の地震時相互作用に関する研究（山崎　敬穂, 2011修）
  • 組み合わせ荷重を受ける水平地盤中の杭の地盤抵抗発現機構（陳　赫, 2011修）
  • 地震により損傷した杭の水平抵抗特性に関する研究（中道　洋平, 2011卒）
  • 砂地盤中の杭に発揮される周面摩擦への水平載荷の影響（山崎　敬穂, 2009卒）

研究業績:

• 研究業績については，東工大T2R2，ResearchGateで．